アメリカ最新情勢

アメリカの最新の経済・政治・社会情勢を解説して参ります

アメリカ最新情勢

久々の記事更新となります。

アメリカと中国の不仲関係は、台湾の帰属問題の紛糾から、近い将来最悪の米中軍事衝突に発展する事態も現実味を帯びて来ました。親米派の蔡英文総統は、台湾を列記とした独立国と位置付けて、中国共産党の習近平主席を牽制しています。中国は本気で台湾軍事進攻を真剣に検討していると報道されています。米中間の貿易不均衡紛争・ハイテク製品の輸入禁止令・特許紛争・新型コロナウィルス蔓延問題等で冷え切った両国が過去最悪の米中間対立を招き、本当に軍事衝突に発展する可能性もあながち誇張表現では済まされない次元に突入したとも解釈できます。建国の父・蒋介石初代相当が第二次世界大戦時の日本軍との戦闘から逃れて、建国を一方的に宣言して成立した台湾国家が

未曾有の有事に備えて、米国と歩調を合わせて、中国を撃退できる方策を模索している模様です。バイデン政権は、来年2月開催予定の北京冬季オリンピックへの参加ボイコットを日本を含めた西側同盟国に呼び掛けています。

もっとも、アメリカ・ブリンケン国務長官は、中国・王毅外相と電話会談して、直接対話して居りますので、中国敵視政策を見直す方針で、早期での米中軍事衝突を明確に否定しています。

アフガニスタン情勢が混迷を益々深刻化させた最大の要因は、アメリカ中流軍の段階的完全撤退と噂されています。筆者もアメリカの軍事介入が紛争地帯での治安維持に一役買っているとの永年のアメリカ神話については半信半疑でしたが、現実的にアフガニスタンのタリバン政権と最近急激に息を吹き返したISIS(イスラム国)のテロリスト集団同士の政権争いが連日、アメリカの国営放送局PBS等のマスディアのトップニュースとなっています。筆者もアメリカ軍駐留についての認識が大きく揺らぎました。

ブリンケン国務長官は、根気強く話し合いで台湾独立問題を解決する道筋をつけたい意向で、中国との武力衝突は回避したいのが本音のようです。

余談にはなってしまいますが、私が最近に受験した法律系国家資格試験の一般知識の問題の肢として、1980年開催のモスクワ夏季オリンピックをソ連のアフガニスタン侵攻を契機としてアメリカがボイコットしたという出題が有りましたが、正解は正しい肢となります。私は自信をもって正誤出来ました。法律系資格には、必ず一般知識が何問かは出題されますので、時事問題への関心の深さが、得点源になるのだと思います。

前回から6カ月以上の間隔を空けての記事更新となってしまった怠惰な自分に反省を求めたいです。今年の冬は、海水面の気温が低下するラニーニャ現象が観測されて軒並みに世界的な厳冬予報となっています。勿論、北半球に限っての気象予報です。

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村