アメリカ最新情勢

アメリカの最新の経済・政治・社会情勢を解説して参ります

アメリカ最新情勢

CNNブレーキングニュースでは日本時間昨夜から、第4回目ロシア・ウクライナ間の停戦交渉が今回も不調に終わり、いよいよ化学兵器・生物兵器に代表される大量破壊兵器の配備やICBM等に搭載可能な利用可能な核弾頭の保有数(利用可能数)の分析などを中心に最悪の事態を想定した番組構成となっていましたが、今朝のブレーキングニュースでは、首都キエフ陥落を目的に実施されてきた大規模爆撃を大幅に縮小する大転換に合意した模様です。ロシアは結局、親米ゼレンスキー転覆を諦めて、東部ドネツク州などの親ロシア派住民が支配的な地域を中立地帯とすることの留める事で、ウクライナ政府は勿論、アメリカ主導のNATO軍とも、大幅譲歩・妥協したことが確実視される報道がなされています。キエフ陥落の野望を諦め、大量破壊兵器・核弾頭ミサイルの強行使用は思いとどまったのでしょう?

NATOや西側先進国の経済制裁発動から1カ月で奏功してきたのでしょう。

エネルギー関連の輸入規制措置で外貨獲得(特に米ドル)が苦境となり、ロシア国債の償還を自国通貨ルーブルでしかできなくなれば、事実上のデフォルト認定されて、国際決済が不可能となり経済的に困窮する事態を憂慮してのクレムリンの大英断と見通されます。最悪の全面戦争は間違いなく回避されたと断言できますので、ウクライナ侵攻以来の朗報となりました。山場を越えた今回のウクライナ軍事進攻は停戦条件の擦り合わせに焦点を移す事ができそうです。戦闘が縮小してウクライナ国民の犠牲者が食い止められて胸をなでおろす進展となりました。平和裏の全面解決を切望致します。

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