アメリカ最新情勢

アメリカの最新の経済・政治・社会情勢を解説して参ります

アメリカ最新情勢

ロシア軍がウクライナの首都キエフ目前まで進軍して首都陥落も時間の問題となってしまいました。親米ゼレンスキー政権も多勢に無勢で、操縦に慣れた旧ソ連戦闘機ミグ29で抵抗するだけでは軍事力でウクライナ軍を圧倒するロシア軍破竹の進撃を制止できそうにもありません。親米国家から志願兵を募集するも戦闘に参加する軍事経験者は少数に留まっています。国際連合も緊急常任理事会を招集するも反対にロシアにアメリカが秘密裏にウクライナ国内で化学兵器及び生物兵器を製造しているというプロパガンダに利用される始末で今回のロシア軍事介入を侵略や侵攻とは見なさないう意味不明なメッセージを発信して正式なロシア批判の国連決議を躊躇しています。アメリカもロシア政府容認の資産凍結やロシア減産の天然ガスや石油等の禁輸するだけでは抑止力にならないと認識しつつもポーランド軍が保有する旧ソ連軍戦闘機ミグ29の提供後にアメリカ製最新戦闘機をポーランドに代替提供するプランを発表しましたがポーランド側は明確に拒否の意思を表明して米国案には応じないと反発しています。アメリカ・ポーランド両国共、兵器提供国と見なされればロシアに報復攻撃を受ける危険性がある為だと観測されています。特にポーランドはウクライナと国境を接するためにウクライナ避難民受け入れ拒否や空港を米国が主導するNATO軍にウクライナ支援目的では使用させないと実際にアナウンスメントしています。アメリカ政府も国防総務省(ペンタゴン)声明としてウクライナ情勢が第三次世界大戦に発展する見込みは無いと断言しています。但し、かつては元ロシア進歩党党首で反政府運動を首謀する政治家アレクセイ・ナワリヌイ氏を航空機内で化学兵器の一種でノビチョク系の神経剤で襲撃して一時危篤に追い込んだ化学兵器や生物兵器を戦闘で使用した場合にはロシアは予期せぬ多大な代償を支払うことになると警告だけはしています。今回のロシア軍のウクライナ侵攻に無為無策なアメリカには批判が殺到しています。NATO内部でもロシア制裁案で足並みが乱れて協調できておらず静観するばかりです。ロシア側は、旧ソビエト連邦の一部で、NATO軍事同盟に加入したバルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)は容認しても、解体したワルシャワ条約機構の構成国でしたチェコスロバキア・ハンガリー・ポーランドの

NATO加盟で神経質になっていたロシア側は、現在NATO加盟申請中で新米のゼレンスキー政権を脅威と感じて国際秩序の大幅な変更を最大の侵攻目的にしている模様です。

プーチン大統領は大統領任期を5期まで延長して事実上の終身大統領の地位獲得を本気で目指しています。不正選挙で終身大統領の前提としてロシア軍事力を全世界に誇示したと筆者は考えています。ロシア国内でのウクライナ戦争に反対する集会やデモ行進もロシア当局の一連の逮捕投獄などの恐怖政治で抑え込んでいます。ロシア同様に共産党一党独裁政治を継続する中国も台湾進攻一歩手前まで事態をエスカレートして居ります

アメリカ合衆国に代表される西側先進国には政権与党と対峙する反対野党が必ず存在する為、暗黒の1940年代に代表される軍事衝突を勃発させる可能性は皆無ですので、中国の少数民族ウィグル族弾圧や強引な国境変更やロシアの周辺国への軍事カ介入は西暦2022年の現代では現実味はありません。相手が軍事大国ロシアですので、アメリカの軍事作戦などは今後も期待できませんが、重要都市が次々に陥落して、首都キエフ占領も間もなく実行されそうです。アメリカ・バイデン政権には良識の範囲内で国連安全保障理事会のロシア制裁決議などの平和的手段を最大限活用してくれる事を切望致します。

ゼレンスキー現大統領の救出作戦だけでは全世界が納得する筈がありません。全世界中にアメリカの出方次第では失望感が充満するかもしれません。難民化して生死の危機に瀕するウクライナ国民を一人でも多く救済できるようにリーダーシップを発揮していただきたいです。ウクライナは見捨てられた絶望的の淵にあります。

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