アメリカ最新情勢

アメリカの最新の経済・政治・社会情勢を解説して参ります

アメリカ最新情勢

ウクライナ。ゼレンスキー大統領は兵力がロシアに見劣りする事実から、NATO軍派兵が期待できない状況下では、海外からの志願兵の募集を決意しましたが、現状16000人

程度を上限に頭打ちとなっています。ロシアは一方では、ウクライナ国民の避難経路を爆撃しない人道回廊の設置や一時停戦の為の停戦交渉等の妥協案を提示しながらも、市街地への容赦ない空爆を激化させてウクライナ市民の食料枯渇や電力・水道・通信等の生活インフラ寸断という悲劇をもたらしています。ロシア軍総攻撃に依りウクライナからの避難民は道半ばで息絶えたり難民としてNATO加盟の周辺国境に押し寄せていますが今後の生活の目途はありません。ロシア国防相は一時的停戦を提案して首都キエフや重要都市からの避難を黙認する姿勢も表明しながら本音は国際世論の批判逃れなのかも知れません。ロシアは原発事故で有名なチェルノブイリ原発やザホロジエ原発を占拠して原発の安全な運転継続が不可能となり甚大な放射線汚染も懸念されています。ロシアはウクライナのロシア再編入迄は意図しないと見られますがロシア傀儡政権樹立を目指しているものと想像されます。(前回の記事と重複する内容となりまして大変申し訳御座いません)

ロシアの軍事介入は過去からの伝統みたいなもので、1956年スターリン死亡後の非スターリン派に画策実行された政府転覆と国民主導政権をソビエト連邦軍が鎮圧したハンガリー動乱やチェコスロバキアの市民発変革運動にワルシャワ条約機構軍を進軍させた

プラハの春が思い出されます。第二次世界大戦で日本がポツダム宣言を受け入れ完全降伏した直後に千島列島を不法占拠した北方領土への軍事進攻も日本人には馴染みがあるのでしょうか?

ロシアの増派をこれ以上傍観できなくなったNATO加盟国のアメリカは遂にアンソニーブリンケン国務長官が、NATO事務総長との会談後に記者会見でNATO加盟国の領土が攻撃対象となった場合には軍事衝突も辞さない強気発言が飛び出しています。残念ながら

NATO加盟国の領土防衛はするがNATO加盟申請中のウクライナには軍事展開はしないという意味かと解釈できます。

アメリカがウクライナ隣国でNATO加盟国の一角ポーランドにミサイル配備等の折衝に乗り出すというCNNブレーキングニュースが何度もリピート放送されています。

隣国ポーランドをも領土侵害した場合には米ロが直接軍事衝突する可能性をも匂わすミサイル配備計画のようです。米ロ間で核戦争の瀬戸際まで発展してしまった1962年のキューバ危機以来の本格的軍事対立を引き起こしました。

CNN放送クルーもロシア国内でロシア批判した場合には海外メディアも処罰対象とする政府通達の影響でロシアから撤退して放送拠点をウクライナ国内のアデッセやウェステンに移行させた模様です。CNNニュースで新しいブレーキングニュース等が放送されれば詳報させていただきます。

末筆ながら筆者は相変わらず起業したてで多忙な日々を過ごして居ります。

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