アメリカ最新情勢

アメリカの最新の経済・政治・社会情勢を解説して参ります

アメリカ最新情勢

企業活動の再開で過去最多のコロナウィルス新規感染者が確認されている全米主要都市ですが、大統領選挙まで3カ月余りとなった昨今に、経済活動を再度縮小させようという公衆衛生専門家の忠告を無視して、大統領選挙まで疾走しそうなトランプ政権ですが

コロナウィルス対策の不手際を民主党・バイデン候補に攻撃材料にされている感がありますが、米国ファイザー製薬がドイツ製薬大手と協調開発したワクチンはまだ臨床実験段階ですので、実用化は来年となりそうです。ファイザー製薬はアメリカに優先的にワクチン供給を連邦政府と合意済で、まずは米国内での2億人分のワクチン提供を目指します。トランプ政権は、例え今秋の大統領戦で民主党に敗北しても政権交代しないという強硬論も浮上して居りまして、コロナショックと各地で頻発する抗議行動を抑制できるのは実行力で優位な共和党政権だけとの持論を展開しています。

トランプ政権は、コロナウィルスのパンデミックとは無関係に、ミネアポリスの黒人青年を窒息死させた白人警官の過剰防衛を問題視する穏健派人権団体が非暴力の抗議デモを全米主要都市で主導していますが、トランプ政権は平和的抗議デモがやがてはエスカレートして略奪や抗争を憂慮して、手始めに民主党基盤のシカゴに連邦政府支配下の治安維持要員をシカゴ暴動鎮圧に仕向ける方針を政権内外に周知しています。民主党支持者が多数派のシカゴに続いてジャクソンビルやノースカロライナにも準備が整い次第、

派遣することを予告していますが、シカゴやジャクソンビルの地方政府トップの知事は

反発心を強めています。最近の爆発的な感染者拡大に対峙して9月に新学期を迎える公立高校・大学の戒厳令から開放の目的で補正予算増額案を画策しているようです。コロナウィルス対策に補助金交付したり急場凌ぎで補正予算を組成するのはアメリカに限らずに日本でも全く同様です。無事に新学期で生徒が登校となれば、大統領選直前でもありますので、トランプ政権に加点となりそうです。今更ながら、うがい・手洗い・公共の場所でのマスク着用・社会的距離の確保などの感染防止への有用性に言及し始めたのは、一向に収束しないコロナ対策の失態を多少でも挽回しようと必死になるトランプ政権の一貫性のない政策運営の象徴とも言えそうです。CNNのブレーキングニュースでは

全米の感染者数が遂に400万人突破した不手際を大々的に報道しています。

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