アメリカ最新情勢

アメリカの最新の経済・政治・社会情勢を解説して参ります

アメリカ最新情勢

トランプ前大統領の接戦州での再集計を要求する連邦裁判所への民事訴訟が悉く却下されて、遂に妥協して、1月のバイデン新大統領の大統領就任式に向けての共和党政権から民主党政権への政権移行手続きに着手したばかりの共和党内では、あきれるしか無いのですが、大統領選挙と同時実施された連邦上院の35議席改選の残り2議席(ジョージア州2議席)の得票率が僅差の1%以内であった為に、ジョージア州法の規定に従い、1月5日に決戦投票に持ち込まれる事態となりました。仮に民主党が2勝すれば、連邦議会上院の議席数が共和両党の議席数が50議席ずつと同数となり。その場合に議案の審議で

賛成反対が、50票ずつとなった場合には、副大統領が最終的な1票の投票権を保持する為に、民主党の提出する議案が実質上成立することが確実視されます。民主党に政権奪回を許してしまった共和党と致しましては、民主党の提議する法案の無法図な成立を阻止する目的で現時点ではまだ大統領職にあるトランプ氏が、ジョージア州での共和党議員の再選を狙った派手な共和党支持者集会を昨日開催しています。上院決戦投票での有権者に向けて共和党議員への投票を呼びかけるだけではなくて、早くも4年後の大統領選挙を見据えて、力強く自らが4年後に米国大統領に返り咲くと高らかに宣言しています。一度敗退した大統領候補が次回の大統領選挙で勝利して大統領に返り咲いた前例は勿論一度もありませんので、如何にトランプ氏の名誉への執着心が根深いことが容易に

想像できます。バイデン氏の今回の劇的勝利の裏側には多額の政治資金を供給した中国政府の存在があります。中国は貿易戦争をアメリカと繰り広げて、新型コロナウィルスの感染源となって世界中を未曾有の大混乱に落とし入れた経緯がありますので、トランプ氏再選を阻止した事で胸を撫で下ろしたのが実情ではないでしょうか?

バイデン政権は親中路線に大きく舵を切ると予想されて居りまして、セキュリティの観点からファーウェイ等の特定のIT企業をアメリカ市場から締め出したトランプ政権とは対照的に中国との良好な経済関係の構築を目指すことになりそうです。

コロナウィルスの蔓延で大打撃を受けた損害請求等の賠償問題も穏便に済ませる公算が極めて高くなりました。

アメリカ・ファイザーがドイツのバイオ企業と米独連合で開発に成功した世界初のワクチンも来年早々には感染者や一般市民にも民間ベースでも供給開始となりそうです。

筆者が不思議なのは、公衆衛生や医学の部門でも世界最先端にあるアメリカ社会がどうして、コロナウィルスの感染者や死亡者で最多を記録しているのかの素朴な疑問に有ります。ともあれ有効なワクチン投与げ現実味を増してコロナウィルスの大流行が終息に

なりそうな事が世界中が歓迎する良いニュースになっていただきたいところです。

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