アメリカ最新情勢

アメリカの最新の経済・政治・社会情勢を解説して参ります

アメリカ最新情勢

民主党バイデン候補は、トランプ大統領とは対照的にデラウェア州の自宅内からSNSなどを活用して極力、大規模選挙集会やテレビ演説などを意図的に取り入れない活動方針に特徴があります。失言に泣かされてきた過去の政治家としてのキャリアを振り返り、

最小限度のバラク・オバマ政権下での副大統領としての重責を勤め上げた実績を吐露するに留まっています。

前回2016年に民主党ヒラリー・クリントン候補に勝利したミシガン州とアイゾナ州でも

今回は世論調査でバイデン候補にリードを許しています。自分に不都合な報道を全部、

fake newsとして否定してきましたが、筆者は、コロナウィルス対策で後手に回った失政により、再選はもう無理と観念したかのようにも受け止められますが、前回本戦で土壇場で逆転勝利した成功体験がありますので、国民に既に賛同されている郵送投票方式には不正選挙の温床になるとの理由から反対しています。恐らくは、郵送投票の法案を廃案にして、時間稼ぎを狙っている可能性が濃厚です。前回同様にロシアや中国に選挙介入させるような姑息な手段には及ばないとは予想されますが、現職トランプ大統領にとってのせめてもの救いは、比較的順調な経済発展(コロナウィルス感染拡大でマイナス成長は確実ですが当初の経済学者の予測ほどの低成長とはならないようです)、雇用機会の創出やリーマンショック以来の高水準にあります完全失業率も大幅に改善傾向にあります。基本的に白人富裕層が支持基盤なだけに、好調な雇用調整でコロナウィルス対策での汚点を挽回したい意向のようです。

ところで、ハワイのオワフ島とテキサス州に7月下旬という例年よりも相対的に早い時期にハリケーンが上陸して暴風雨の悪天候となりました。最近は、男女同権の意識の高いアメリカでは、男性名も女性名と交互に命名されるようになりました。ハワイに接近上陸したハリケーンの名前はダグラス(男性名)でした。

コロナウィルスのワクチン開発に先行していたのは、アメリカのジョンソン&ジョンソンやファイザーやドイツの製薬企業の連合体でしたが、南米ブラジルでもワクチン開発に独自に取り組んでおりまして、先進国とも競合しそうです。ワクチン投与の早期実現の為に今後も競い合ってほしい限りです。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村