アメリカ最新情勢

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アイオワ党員集会で得票率1位に輝いた伏兵民主党候補のブディジェッジ氏ですが、次なる闘いの舞台となるニューハンプシャー州で予備選に先駆けて米国三大ネットワークのABC主催のテレビ討論会から、各候補から選挙資金を有力医療団体などから法外な金額を調達していることや政治経験や実績に乏しいと攻撃の標的とされています。バイデン氏は、オバマ政権下での司法制度改革や外交の手腕を遺憾なく発揮した副大統領としての8年間の実績を総括した上でトランプ大統領と対等に大統領選挙選を争えるのは自分以外にないなどといつもの戦法に出ています。昨日の民主党候補のテレビ討論会での主要テーマは、メディケアと気候変動についてでした。まずはメディケア問題ですが、

急進派のサンダース候補とウォーレン候補は、全国民と対象とする無料の公的健康保険制度、medicare for allを提唱してバイデン候補が財源不足で到底無理と反論しましたが

医療費負担が増大するのは、富裕層と大企業だけと一蹴しました。バイデン候補は2010年に成立した医療保険制度(財源不足改革法)通称オバマケアの制度を踏襲して改善した制度を確立すべきと反論しています。

一方の気候変動対策につきましては、トランプ大統領地球温暖化対策の国際的枠組みでありますパリ協定から2020年度中に脱退する意思を既に国際連合に通達しています。

元々、2015年に187の地域と国家が承認したパリ協定は、温室効果ガスの排出量を2050年以降は実質ゼロにすることを共通目標にしていますが、トランプ大統領は、国内の石炭や化石燃料団体に配慮してパリ協定からの離脱を決意したと言われています。気候温暖化対策では、民主党各候補は、トランプ政権を打破して、パリ協定復帰を目指す方針で民主党候補は結束する姿勢を鮮明にしています。