アメリカ最新情勢

アメリカの最新の経済・政治・社会情勢を解説して参ります

アメリカ最新情勢

昨日も、アメリカ国内で700人を超えるコロナウィルス重症化の死亡が報道されています。トランプ政権のコロナウィルス感染拡大防止の無策が非難され続けています。現時点では、コロナウィルスの猛威で益々、支持率が低下傾向にあるトランプ政権ですが、

海外では、民主党の政権奪回を期待する傾向にあります。オバマ政権が同盟諸国や発展途上国との協調姿勢を明確化して経済共同体や気候変動を助長する温室効果ガスの削減を目標にしたパリ協定をも離脱しました。

但し、永年の敵対国イランとの国交絶縁が最大の衝撃として記憶されています。イラン核合意は、IAEA(国際原子力機関)のイラン軍事施設の定期的査察の受け入れや濃縮ウランの保有量を2トン以下に抑制することなどで、イランの核兵器開発にを制止するのが本来の目的でした。特に、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を無人爆撃機で殺害してからは、イランの外貨獲得手段の1/3強を占める石油(原油)輸入を段階的に前面禁止としました。

最大の同盟国である欧州諸国とも、貿易問題や北朝鮮外交やアメリカ駐留部隊の撤退などの同盟関係の根幹に関わる合意事項さえも政権内で再考する始末です。同盟国にも、

トランプ政権を嫌気する国家元首発言も飛び出して予断を許さない情勢です。

当然、対立候補の民主党・バイデン候補は得意の外交分野でトランプ政権の無為な外交政策がアメリカ国内の国益を損ねたと攻撃材料にしています。バイデン候補は、バラクオバマ政権の副大統領として、2期8年の豊富な外交経験があります。バイデン候補は意外にもトランプ政権よりも対中強硬派として知られています。ロシア・プーチン政権の超長期政権への足掛かりである任期延長には異議を唱え続けています。他方、ヨーロッパ諸国との歩調の乱れに警鐘を鳴らして関係修復に外交展開することが予想されます。女性上院議員のカマラ・ハリス氏を副大統領候補に据えて二人三脚で政権奪取を目指します。トランプ政権が国内を分断化する政策から脱却しない以上、2カ月後の大統領選挙本戦で勝利するのは民主党であると時期尚早の仮の勝利宣言までしています。

今後は、トランプ政権と政権奪回を目指す民主党の対立点を記事更新して参ります。

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