アメリカ最新情勢
中国の武漢で感染が確認された新型コロナウィルス対策として、アメリカは北米(カナダの国際空港も含む)都市と中国本土の定期便の運行を大幅に見直す迅速な対応を記者団に記者会見(ブリーフィング)で公言しました。アメリカ本土内での感染者は数名、死亡者は2名となっており、北米で大流行する前に渡航中止などの対策を発表しました
WHO(世界保健機構)と歩調と足並みを揃えて、SARS(重症急性呼吸器症候群)の再来とならないようにありとあらゆる政策を組み合わせて大流行を防止する強固な意志を感じ取ることができます。中国国内だけでも既に213名の死亡が確認されており国際交流が活発な現代では、対岸の有事では済まされないことが過去からの教訓となっています。人間から人間への感染が報告されており先進国が共通の認識を共有して、SARSの二の舞だけは避けたいのが先進各国の首脳の本音でしょう。
一方、トランプ政権誕生時からずっと商務長官の重責を果たしてきたウィルバー・ロス氏は、コロナウィルスでの犠牲者に哀悼の意を表明すると同時に多国籍企業が中国からアメリカに還流する契機になる可能性を示唆しました。アメリカの改善された雇用環境にはプラス効果があるのを歓迎しています。