アメリカ最新情勢

アメリカの最新の経済・政治・社会情勢を解説して参ります

アメリカ最新情勢

開通工事実質無料、無料Wi-fi貸出、12カ月間は980円(税抜月額利用料金)奉仕です

 

アメリカ大統領選の第4戦となるサウスカロライナ州予備選挙の開票処理が終了して、序盤に大きく出遅れた大本命のバイデン候補が得票率48%超の得票数わ獲得して圧勝しました。実の息子がウクライナ天然ガス会社プリズムの役員に就任して法外な役員報酬を不正受給していた疑惑が痛手になりアイオワニューハンプシャーで予想外の大苦戦となっていましたがサウスカロライナで息を吹き返しました。サンダース候補に獲得代議員数でほぼ並ぶことになり、逆転での民主党候補者レースを制する可能性に弾みをつけました。サウスカロライナ州でもマイノリティ(少数民族)の人口比率が特に高い

ノートルビーチやコロンビア選挙区で大勝利を収めました。アメリカ合衆国初の黒人大統領のバラク・オバマ政権で副大統領の要職を勤め上げた過去の実績から有色人種に絶大な人気を維持していることが証明された格好です。反対にアイオワニューハンプシャーのように保守系白人層が人口大多数の地域では不人気の結果でした。今後は一転して白人層の支持者が多数を占めるサンダース候補と有色人種の支持者に人気のあるバイデン候補の一騎打ちの様相となりました。一方の共和党は事実上、現職ドナルド・トランプ候補の本選進出が決定的であることから、サウスカロライナ州チャールストンで支持者集会を開催して2002年金融危機以来の株価暴落をコロナウィルスの感染拡大を大袈裟に宣伝した民主党に責任があるとして得意の国威発揚のスピーチを派手な演出で実践しています。尚。今回の予備選大敗を受けて民主党のトム・ステイヤー候補は民主党候補者レースから正式撤退を発表しています。今後は3月3日のスーパーチューズディが勝負の鍵であることは間違いありませんが、マイケル・ブルームバーグ候補の途中参戦の行方にも注目が集中しそうです。3月3日決戦でも決着が着かない場合はいわゆるスーパー代議員と呼ばれる民主党大物議員の投票行動で決着させる場面もありそうです。

アメリカとは直接は無関係ですがコロナウィルス感染者・死亡者最多のイタリア・ミラノへの渡航禁止命令が遂にトランプ大統領権限で発令されました。イタリアの観光都市ミラノの渡航禁止はイタリア経済に大きな痛手となりそうです。

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村