アメリカ最新情勢

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最新のCNN、new dayでは、ニューハンプシャー州での予備選の開票率97%時点で、バーニー・サンダース候補の勝利に当確報道しています。しかしながら、旋風を巻き起こしている2名の候補、2位のブティジェッジ氏と3位のクロブシャー氏との得票率は僅差でありまして、民主党の予備選は11月施行の大統領本選とは異なり、得票率に応じた代議員数を割り当てる方式の為に接戦でニューハンプシャー州を制してもあまり意味がありません。実際、勝利したサンダース氏と2位のブティジェッジ氏の獲得代議員数は共に9名と速報されています。アイオワ党員集会との代議員獲得数の合算では、まだブティジェッジ氏とクロブシャー氏が大幅に上回っています。逆に今回の予備選でも5位に甘んじたバイデン氏は、まだ1人の代議員も獲得できずに、この序盤で既に窮地に陥っています。予備選に先立ってテレビ討論会が開催されましたが、最大の論点は、医療制度と外交問題でした。サンダース氏もニューハンプシャーでの予備選向けの演説では、主要都市のコンコルドポーツマスでの演説時間の大部分を国民皆保険公立大学の無償化、奨学金返済の免除などに割り振っていました。サンダース氏は確かにニューハンプシャーを制しましたが、獲得代議員数ではまだ首位には立てず、前回の2016年の予備選では、民主党候補者に最終的に指名されたヒラリー・クリントン氏を大差で打ち負かしながら以後は伸び悩んだ教訓もあります。またサンダース氏の地元バーモント州の近隣地での予備選ということで地域性で勝利した側面もあります。サンダース氏は大票田のネバダ州やサウスカロライナ州でも好調をキープする強気発言をしていますが、

根拠は勿論ありません。共和党でも話題にならないだけで、ニューハンプシャーで予備選が同様に開催されましたが、共和党は得票率で首位となった候補に全ての代議員数を割り当てる代議員総取り制方式(つまり11月の大統領選本選と同一の総取り制方式)が採用されています。共和党支持者の90%がトランプ大統領の再選を要望している事情通りに現職トランプ大統領が第一位となり、ニューハンプシャー州の代議員数の全部を総取りに成功して前途洋々の船出となりました。