アメリカ最新情勢

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アメリカの報道機関が放送倫理の観点からコロナウィルス関連以外のニュース報道を手控えて参りましたが、中国武漢市発祥の新型コロナウィルスの野生動物から人間への初感染の重大ニュースが世界を駆け巡ってから約４月後の5月25日にミネアポリス近郊のパウダーホーンという住宅街でジョージ・フロイドという黒人青年がミネアポリス市警の警察官４名から頚部を白人警官の膝部で数分間押し付けられて呼吸ができないと繰り返し開放することを嘆願する青年に対して非道な行為を執り続けた警官が殺害罪で告訴されることになりました。執拗に頚部を圧迫されたフロイド青年は最寄の救急医療機関に搬送されたものの担架に乗せる時点で既に無反応状態で脈拍はありませんでした。搬送された病院の医師から死亡宣告を正式に受けることになりました。警官４名は逮捕行為の正当性を主張して一旦は開放されたものの事件の傍観者がソーシャルメディアに流布した画像がFacebookのlive streamingで一般公開されて白人警官の過剰な行為が問題視されミネアポリス市警は４名全員の解雇処分を発表しましたが、有色人種団体のデモが全米の主要都市で繰り広げられて催涙ガスやゴム弾を発射してデモ解散を促した治安部隊に激高したデモ参加者が暴徒化する事態にまでに発展してしまいました。特にアメリカ南部の大都市アトランタでは暴徒化した市民が筆者の情報ソースでありますケーブルテレビ局のCNNの本部を襲撃しました。全米各地での抗議行動は先鋭化しつつあります。コロナウィルス対策の不手際で支持率低下に喘ぐトランプ政権が国家の分断に誘導する目的で今回の騒動を利用する可能性にも言及する放送局もあります。アメリカ合衆国において人種差別問題は頻発する銃乱射事件と共に二大社会問題であり続けています

今回の人種差別殺人事件は失業率の高止まりや経済活動の停滞と相まって残り５カ月と

実施が迫って参りました大統領選挙の争点に浮上しそうな世情です。

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