アメリカ最新情勢

アメリカの最新の経済・政治・社会情勢を解説して参ります

アメリカ最新情勢

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アメリカ連邦政府はWHO(世界保健機関)への無期限での拠出金凍結を正式に通達しました。FEMA(アメリカ連邦緊急事態管理庁)を実質統括する対中強行派のナバロ大統領補佐官の意向を反映したアメリカの決断だと言われています。中国寄りの姿勢を改めようとしないテドロス事務総長への反感が主要要因と噂されています。世界最大の感染者数と死亡者数(5万人突破)で窮地にあるアメリカ政府は中国からの医療支援物資の受け入れも始める始末です。コロナウィルス騒動の直前まで米中間の貿易不均衡問題を放置してきたオバマ政権の対中政策を大幅に見直して中国からの輸入品には高率関税の賦課を主張したものの、アメリカ国内で医療物資製造の空洞化がより進展して、世界の工場として一躍台頭してきたフェイスマスクや人口呼吸器、防護服の生産国の中国に依存してきた医薬品の供給網(サプライチェーン)を再検討すべきとの超党派議員団進言書をトランプ政権は受理した模様です。医薬品や医療物資のアメリカ国内での枯渇が報道されてアメリカも本格的に医療機器の生産体制を見直す契機になることは間違いなさそうです。中国はコロナウィルスが生鮮市場の作業者に野生のコウモリから新型肺炎が人間に感染した事実を把握しながらも内部告発者を処刑したりWHOと共謀して新型肺炎の感染源などを特定されないように隠蔽工作に協力したWHOに金銭的な便宜を諮ったなどの疑惑が浮上する中で汚名返上する目的で世界各国に医療用途の支援物資の輸送を大規模展開しました。フェイスマスクや医療用手袋などの大部分を輸入に依存していたアメリカの生産体制の不備が露呈したものの背に腹は変えられずに中国とロシアからの支援申し入れを受諾する決定をしています。アメリカも貿易不均衡の関税発動の報復合戦を一時的に中断する米中合意が成立した途端に未曾有のコロナウィルスのパンデミックが世界を震撼させる異常事態に突入することになりました。公衆衛生の専門家集団も1918年のスペイン風邪の大流行以来の疫病危機であることを宣言しています。スペイン風邪の死者数は現段階でのコロナウィルスでの世界死亡者数20万人を遥かに凌ぐ

猛威を振るいましたが、感染スピードはスペイン風邪をも上回るとの研究結果も発表されました。感染源としての中国の初動での隠蔽工作をトランプ政権は批判していますがより現実的な民主党議員団は中国との強調を重視しています。

アメリカ南東部のジョージア州での試験的経済活動再開はあくまでも業種を絞り込んだ上での応急的な措置ですので他の南部地域のテキサス・バージニア・オクラホマなどが本当に経済活動再開に向けて追随するかどうかは尚も不透明ではあります。トランプ政権を存続の窮地に追い込みそうなコロナウィルス対策ですがどのような政策が投入されてどう展開していくのか一瞬たりとも目を離せない正念場にあることは確実なようです

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