アメリカ最新情勢

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第一回大統領候補の直接対話で選挙戦本選の有権者の投票行動に重大な影響を与えると

定評のある、トランプ大統領と民主党候補ジョー・バイデン氏のテレビ討論会がオハイオ州の大学施設でFoxテレビ主催で開催されましたが、当初の予想通りに、医療保険改革に討論時間の大半を割当する番組構成でした。富裕層や多国籍企業やプラットフォーマーよ呼ばれる巨大IT企業に所得税と法人税を増額させる財源で、全国民に加入資格を付与して、中途半端に終わったオバマケアを補完したい考えです。一方のトランプ大統領は、白人中間層の税金が中南米から流入した違法移民の無料医療費に充当される可能性に言及して、全国民参加型の新医療保険制度の創設には依然として消極的なスタンスです。失業保険の支給期間の延長には一定の理解を示して大統領令にも署名していますので、1カ月後にいよいよ投票日を迎える大統領選を見据えて、現実的にしかも柔軟姿勢に転換して感は否めません。筆者が以外だったのは、通常はトランプ支持を公言する

Foxテレビの司会者が公平で中立的だった事です。討論会の終了時間迄、トランプ陣営に歩み寄る姿勢は垣間見せることはありませんでした。

ところが、第一回目の大統領候補テレビ討論会が盛況だった翌々日に、トランプ大統領とメラニア婦人がほぼ同時期にコロナウィルスに感染した衝撃ニュースが世界中を駆け巡りました。側近がまず感染して、マスク着用を励行してこなかったトランプ政権要人の大多数が定期的なコロナ検索で陽性反応を記録した模様です。ブラジル大統領のボルソナロ氏が7月にコロナウィルス感染を公表してのは記憶に新しいところですが、細心の予防策を主導すべき最高指導者の衝撃感染発表は大統領選挙にも多大な悪影響を齎すのは確実視されています。但し、トランプ大統領は、強靭な大統領というイメージを方針転換する気持ちは毛頭もなくて、ホワイトハウス内で専属医師の治療を受信して早期政界復帰を目指すメッセージを得意のTwitterで世界中に発信しています。コロナ感染がマイナス効果であることは間違いない情勢下で如何なる巻き返し策を実行に移すかが、当面の最大の関心事となりそうです。

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