アメリカ最新情勢

アメリカの最新の経済・政治・社会情勢を解説して参ります

アメリカ最新情勢

アメリカの6月の非農業部門の完全失業率速報値が、アメリカ労働省労働統計局から発表されて先月の13%台から11.1%に小幅ながら微減となりました。新規雇用480万人が創出されて失業者の再就職が具体化しています。但し、経済活動の再開に向けて非常事態宣言の一部を緩和した結果、クラスター感染の再現となり、近日中にも知事権限で経済活動の縮小を予定している全米23州では、失業率の再上昇が確実の情勢です。いよいよアメリカ最大の祭典であります第244回目のアメリカ独立記念日が明後日の7月4日に迫って来ています。独立記念日は勿論、national holidayとなりますので、野外バーベキューや庭先でも懇親パーティーや各地で開催される花火大会で濃厚接触によるコロナウィルスの飛沫感染が危惧されています。1776年7月4日にトーマス・ジェファーソンを中心に起草されましたアメリカ独立宣言ですが、自由と平等の価値観を理想とする近代初の憲法として民主主義国家発展の歴史に堂々と偉業として登録される事となりました。トランプ大統領は今頃になって感染防止にマスク着用が有効との自説を

提唱するようになりました。最近までは強いリーダー像というイメージを全市民に植え付ける為に敢えて公共の場所でもマスク着用を忌避してきた大統領も科学的根拠に根ざしたマスク必需品論にようやく屈服したようです。

今秋の大統領選では民主党候補バイデン氏の優勢がマスメディアで取り沙汰されています。各種世論調査でも一歩リードするバイデン氏を現職トランプ氏が追いかける構図となって参りました。大統領選の主要な争点につきましては詳細して参ります。

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